GENKYクリニック サクラタワー店が移転します!

GENKYクリニック サクラタワー店が移転します!

2月1日からBo Aung Kyaw Rd.に移転します。
場所はサクラタワーから車ですと約3分。渋滞のほどんどないところです。
また向かいは旧内閣府ですので、駐車スペースもゆとりがあります。
ヤンゴンで車があっても駐車場がないからタクシーでいく。
という方には安心です。
移転先は、2フロアで広く、リクエストの多かった足マッサージも復活。
ベット数はボディ用8台、フット用5台からスタート。徐々に増やす予定です。
営業時間も1時間拡大の22時まで。
さらに、タブレットを用意し、日本の漫画が読めるサービスをはじめます。
足マッサージをやりながら日本の漫画を読む。
引き続き、DVDレンタルサービスも継続。
趣味と実益を兼ねた新サービス!ぜひご堪能くださいませ!

GENKYで僧侶を招待


今朝は5時起き。GENKYスタッフが自ら稼いだお金で僧侶を店に招待。朝5時前からみな手際よくまた準備をしています。
目が見えなくても、自分を不幸に思ってはいけない。目が見えても見えなくても、喜びも苦しみも同じで人生に違いはなく、また目が見えなくてもこうやって仕事について、寄付もできる。これからも良心に基づき生活をすりょうに等々、僧侶からの説教は約30分。

その後、今日のメイン朝食はアルブディ。そして、りんご や パイナツプルのフルーツにケーキ。本当に準備が手馴れています。

ここチャイナタウンにオープンさせて4年。固定客がつき安定して来客して頂いています。
今年のサマースクールで卒業したメンバーも研修生として入り、一番新しいスタッフは44番目。44人の視覚障害者がここで働き育っていきました。

今年こそ3店舗目を地方に出したいのですが、なかなか皆さんヤンゴンから離れたがらず、そこが少し悩みですが、独立したい人がでてきたら今後も積極的にサポートしていければと思います。

ミャンマー視覚障害者マッサージ、サマースクール3期生、卒業証書授与式


GENKYの利益で運営するBMDF(視覚障害者マッサージ発展財団)とミャンマー社会福祉省の共同プロジェクトである、ミャンマー視覚障害者マッサージ、サマースクール。盲学校の夏休みを利用して3か月間、毎日訓練してきました。

GENKYの視覚障害者スタッフも、教師という立場に入れ替わり指導、盲学校の存在を知らず点字もできず大人になってしまった、もしくは大人になってから失明したという生徒を対象にしています。
これで3期生が卒業しました。
彼らの人生、そしてその家族の人生もこの日を境に大きくかわるものと思います。

この日、サマースクールを知ったダウェイ出身の方が来られました。
10年前に手術の失敗で失明、40歳で盲学校には入れません。この10年間両親にも迷惑をかけてきたとのことで、是非受講したいとのこと。ただ、場所の関係上、年1度しかできませんので、来年受講してもらい、そして技術を習得して地元にもどり開業できる支援ができればと思います。
人数的に大人数はできませんが、毎年10名づつ、これで30名が技術習得をしました。数名はGENKYで働くことが決まっており、そこで技術と経営力を学び、そして地元に帰って独立していければと思っています。

今年もミャンマー政府からもヤンゴン管区の社会福祉省のトップが来校、地元メディアも来ていました。

最後は、学校側から「オウノカオスエ(ココナッツ麺)」の御馳走。自家製で高血圧にも大丈夫とのことで、ちょっと?安心して、食べました。おいしかったー。

ヤンゴン国立盲学校で前夜祭・・・


今年で3年目になる、視覚障害者マッサージのサマースクール。
GENKYとヤンゴンチミダイン国立盲学校と共同で、これまで盲学校に通わず成人してしまった視覚障害者に対して、GENKYからマッサージの技術を、盲学校から場所と点字を提供するというシステムで行っています。
今年も選抜された10名の視覚障害者の方々が明日卒業を迎えます。
それに先立って、チミダイン国立盲学校 から 我々に夕食を招待したいとのことでいってきました。
いつものカラオケ大会があって・・・でも相変わらず皆楽しそうで、1期生、2期生も参加していました。彼らもみな就職先が見つかり働いています。そして、明日卒業する3期生もほとんど就職先が決まっています。
裨益数は少なく、ドナーを探して等々のプロジェクトとしては難しいですが、こういったGENKYの利益がうまく還元され、そして、大人になるまで点字もできず、また仲間もあまりいなかった人々が、これを機会に多くの人に出会い、そして社会に出ていけます。まさしく、こういったことをやるためにこの国に 居させてもらっているんだなぁ と、あらためて感じました。国立盲学校内の夕食にまさかの「ウィスキー」がふるまわれてしまうほど寛容なこの国のために、まだまだやれることは山盛りだなあと、また次のアイデアを実現できるよう模索していきます。

学校長からボランティアで講師を担当したGENKY視覚障害者スタッフに御礼金贈呈。

学校長からGENKYの方にも頂戴いたしました。

筑波技術大を訪問してもう3年。。。


今年もジャパンハートの招待で、筑波技術大や日本の盲学校の先生方らAMINアジア医療按摩指導者ネットワークの皆様方にご来緬頂きました。
ジャパンハートが中心となって視覚障害者マッサージの国家資格化へ着々と進めています。
筑波技術大を訪問してからもう3年という月日が流れていました。
本当にあっという間。
この夕食会にご参加頂いているミャンマー政府、そしてジャパンハートの皆様、そしてAMINの皆様方、その他多くの方々の力が結集して、たった3年でここまでたどり着いていることもすごいです。
セットアップ期の3年はまずは終了。
そして次の3年間。
引き続き、皆様よろしくお願いいたします!

「GENKY」がBOPビジネスの事例として大学論文に


ミャンマー視覚障害者マッサージ店「GENKY」がBOPビジネスの事例として大学論文に取り上げられました!
早いものでもう3周年を迎えました。
ここにGENKYの歴史が詰まっています!
今年末には、一号店であるチャイナタウン店を移転する予定。
家賃上がりませんように・・・。
http://mba.kobe-u.ac.jp/life/thesis/workingpaper/2011/wp2011-3b.pdf

第二回視覚障害者マッサージ師育成サマースクール


盲学校に通えず大人になった視覚障害者を対象にした、視覚障害者マッサージ師育成サマースクールの卒業式典を行いました。
盲学校の夏休みの期間を利用して行った約3ヶ月間のコース。今年で2回目で11名が参加し、本日、全員が無事卒業を迎えました。
今年は若い生徒が多く、そのまま店舗などで働く生徒は少なく、しばらく盲学校に通い点字などを勉強した後、社会で出て行くことになりそうです。初めての集団生活を送った生徒も多く、生活が楽しくてもうしばらく盲学校で生活したいというところもあるのかと思います。
ただ、女性の生徒の多くは家族から村に戻るように言われている生徒がほとんどで、まだまだマッサージという職業に対する偏見が残っているようです。

また式の前に学校長と話している中、ミャンマー社会に対して多くの企業進出や支援の話があるが、まだまだ細かなところまでは行き届いていないとのこと。大学受験を行った視覚障害者に対し、合格しても進学後を支援してくれるスポンサーがまだ決まっていないとのこと。BMDFを通し、大学合格者に対して卒業までの毎年、1学年につき5名づつ奨学金を出すことを即決しました。

式には今年もミャンマー政府社会福祉省からヤンゴン管区の担当長、地元テレビ局も取材に来られました。
最後はお決まり、歌謡ショー の時間です。。。
*このコースは、BMDF(Myanmar Blid Massage Development Foundation:ミャンマー視覚障害者マッサージ開発財団とヤンゴン・チミダイン国立盲学校の共同プロジェクト。施術師はGENKYのシニアスタッフがボランティアで参加しています。

ベトナムで活躍される佐々木先生のセミナー


2006年よりベトナム・ホーチミン市にある視覚障害者施設で日本式マッサージを指導されておられる佐々木 憲作先生のセミナーが国立チミダイン盲学校で行われました。
ホーチミン市の視覚障害者マッサージの状況報告等に続き、質疑応答が行われました。
活発な質疑応答で予定よりも1時間近くもオーバー。
佐々木先生からは「ミャンマー側からの視覚障害者関係者及び視覚障害者からの熱意・やる気に驚いきました。熱意・やる気は将来に希望を持っている証拠。今後が楽しみです」とのことでした。
佐々木先生は短期間で決まった国立盲学校での講演会。その許認可の速さもさることながら社会福祉省からもヤンゴン管区担当官が出席されるなど、ベトナム政府とミャンマー政府の対応の違いに驚かれてしました。
ベトナムでは視覚障害者マッサージは正眼者マッサージの半分の治療費しかとれず、所得もミャンマーの方がはるかに多い。多くの視覚障害者施術師は苦しい生活を行っているとのこと。
ミャンマーは政府が障害者に近い立場にあることが強み。ベトナムでは考えられないとのこと。
ベトナムの状況を聞いていると、ミャンマーの方が視覚障害者を取り巻く環境の方が整っていると思えます。ベトナムは、団体はやる気があるが政府がついて来ない。ミャンマーは、政府が将来を見据えた視覚障害者の立場を考えた制度をどんどん構築してきているが、団体がそれについて行けてない。という現実が見えて来ました。
せっかく整ってきている環境、どんどん生かしていかないといけないですね。
ベトナムの状況を聞いて政府関係者が一言「海外からの援助が止まったら終わってしまうシステムはダメ。永続的に続くシステムを構築しないと」
当地の役人は、なかなかすごいです。

ミャンマー初、Blind Massage Networkが設立


ミャンマー盲人協会の定期会合が5月20日から22日までの3日間、ピンウールイン盲学校で行われました。各関係団体の現状報告や問題点等が発表され、現在2種類に分かれているミャンマー語点字をどうするのか等の話し合いが行われました。
また、今年はミャンマー全国に視覚障害者マッサージが普及し始めたことを契機に、様々な問題を解決するため、新たにBlind Massage Networkを設立することになり、その第一回会合が行われました。

国立チミダイン盲学校、国立サガイン盲学校、カワイジャン盲学校、ピンウールイン盲学校、ミャンマー盲人協会、BMDF(Myanmar Blid Massage Development Foundation)、Yume Eye、CHIKARA、GENKYなど各関係機関が参加。
資格なしでマッサージを生業にしている視覚障害者に対して、関係学校側が技術を確認、証明書を発給する。ネットワーク内で視覚障害者マッサージ師のプロフィールを管理、情報共有する。など提案され、今後は今回参加できなかった団体などにも呼びかけ、それぞれの団体が現状報告や問題点などを発表しお互い解決し益々の発展を促進するネットワークになりそうです。

視覚障害者の社会人向け医療マッサージ講座


今年2011年3月17日に開校式を行った「視覚障害者の社会人向け医療マッサージ講座。」
BMDF(Myanmar Blid Massage Development Foundation:ミャンマー視覚障害者マッサージ開発財団)とヤンゴンチミダイン国立盲学校との共同プロジェクト第一弾。
昨年末、BMDF代表と盲学校の校長とが視覚障害者を取り巻く環境改善に何が必要か話し合い、このプロジェクトが誕生しました。
ミャンマー国内には盲学校の存在を知らないで大人になった視覚障害者の人たちが多くおられます。今回はそんな方々をBMDFが全国の視覚障害者団体に呼びかけ面接を行い、23歳~37歳の男女8名を選抜。3ヶ月間の短期集中講座で医療マッサージで独立できるよう育てるのが今回のプロジェクト。
このプロジェクトは、BMDFから「筑波技術大学」や「よもぎの会」「ジャパンハート」などからの専門家に直接ご指導頂いたGENKY(ゲンキ)のマッサージ施術師を実技指導者として派遣。盲学校からは場所と点字の指導。食事代等その他経費はBMDFと盲学校の折半を運営しています。
また医療マッサージ指導者の育成を行っておられる専門家の塩崎先生も講師として参加して頂けることにもなりました。
選抜された8名全員ヤンゴン盲学校に住み込み、月から金まで朝9時から15時までみっちり実習を行っています。そして17時から19時までは点字の勉強。皆熱心に勉強し先日行われた中間テストには皆合格。今月末の卒業試験を目指し頑張っています。
すでに、マンダレーやバゴーなどのマッサージ店からは卒業後の彼らを雇用したいと申し出があり雇用先は全員確保できている状況にあります。

今回の8名のうち半分はヤンゴンのすぐ近く村出身。そんな地理的環境でさえ盲学校の存在を知られていない状況ですので、まだまだ視覚障害者の多くの方が点字もわからない状況で生活されているかと思います。
引き続きBMDFでは二期生、三期生と視覚障害者の社会人向け医療マッサージ講座を開催しつつ、シットウエイに新しくできた盲学校など医療マッサージを教えるシステムがない場所に出向き、短期で技術指導を行っていく予定です。
マッサージ店GENKY(ゲンキ)で視覚障害者医療マッサージの社会認知度向上と活動資金の捻出。そしてBMDFが視覚障害者環境改善事業実施。いいシステムが構築されてきています。
昨晩、専門家の塩崎先生と晩酌してました。今年の塩崎先生の課題は昨年同様に指導者育成に加え、全国盲学校向け医療マッサージ標準教科書の作成。そしてその先にあるマッサージの国家資格制度の設立など。ここの政府は指揮系統が明確ですので対応の速さには驚かされます。
「ミャンマーの視覚障害者社会の環境、すぐに隣国タイを抜きますよ!」と強い言葉で塩崎先生が話されたのが印象に残りました。