オタフク風邪と宇宙兄弟


オタフク風邪発症しました。子供のときになったみたいですが、2度感染することもあるそうです。大人になってのオタフク風邪は本当につらい。39~40度台を3日間、解熱剤使ってさげても辛い・・・。結局完治まで1週間ぐらいかかりました。
途中熱が下がったときに、以前購入した56話まで入った2枚組DVD「宇宙兄弟」(1500チャット=150円)みてました。
そういえば、少し前、日本の宇宙飛行士がミャンマーの子供らに講演したいのでスポンサーを探してほしいという依頼があったのを思い出しました。
このアニメみていて、ミャンマーの子供らに宇宙飛行士紹介したいな~。今のご時世なかなかスポンサーを探すのが難しく暗礁に乗り上げています。
早く稼いで、ポンッと弊社でスポンサーできるよう、頑張らないと。と そんなこと強く誓ったオタフク風邪休暇でした。。。

日系企業のミャンマー進出を妨げるのは日本人!?

昨日、西垣さんが講演したセミナーのこと批判されてるんじゃない。って指摘されました。もう2か月以上前のことなのですが、ちょっと見てみたら驚いてしまいました。
SankeiBiz【飛び立つミャンマー】
http://www.sankeibiz.jp/smp/macro/news/130628/mcb1306280501003-s.htm
「最近出席した投資セミナーでも間違った説明があったが、現時点でIT関連の100%子会社であっても、登記申請後3カ月では絶対に営業許可を得ることはできない。許可なく営業した場合、ミャンマー当局の取り締まりは決して甘くないので、十分注意されたい。」
確かに!この記事の日付からも日本アセアンセンターと在日ミャンマー大使館の共催で行われたセミナーでITやコンサルティング業などサービス業を例にあげれば、会社法での設立ですと約1か月で仮登記が出て約3か月で本登記が出るという話をしました。私の話した内容はすべて同時通訳で英訳されミャンマー政府一団に伝わっていましたので間違っていたらすぐご指摘を受けるはずなのですが、特にそんなこともありませんでした。
一応確認ということで、本日ヤンゴンにあるミャンマー投資委員会の担当官に確認してきました。
この記事を投稿した日本の会社はミャンマーへ進出するIT企業に特化していくつかの日本企業の進出支援をしていると聞いているので、実態はよくご存じと思ったのですが驚きです。
「通常、登記→営業許可→銀行(中央銀行)の口座開設-という3つのプロセスがある。第1段階の登記とは、役所が設立予定の会社名が登録されているかどうかを確認する作業だが、短縮されたのはこの部分だ。登記後に営業許可が出るまでは現状でも4~6カ月かかる。営業準備を進めることはいいが、営業そのものは許可されていないので、要注意だ。」
ええええ!!!ちょっと驚きのコメントです。会社名の確認は短縮されて今はヤンゴンでできますし早ければ1時間で完了です。
同じセミナーで、ミャンマー国家計画・経済開発省副大臣が「ミャンマー政府として現在仮登記は申請後14日間、本登記は45日間を目標に行っている。本登記には様々なステップがあるので時間を要すが、投資促進の意味も含めて仮登記で本登記とほぼ同様の企業活動を認める処置を取っている」と述べていたのですが、聞いていなかったのかなぁ。と。
特に仮登記については、講演後の質疑応答でも「仮登記と本登記の違いについて」とあり、ミャンマー国家計画・経済開発省投資企業関係局 局次長が詳しく説明したはずです。日本語への同時通訳もありましたが、それを聞いていればこんなコメント出てくる事態おかしいのです。
実際、かなり迅速化しており、先日は3週間弱で仮登記が出ました。本登記も3か月ぐらいです。もちろん、業種によるのですが、現在、会社法によるIT業務の100%外資の企業設立は最も設立しやすい業態の一つです。
「通常、登記→営業許可→銀行(中央銀行)の口座開設-」 ここの文章、かなりめちゃくちゃで、ど、ど、どこが通常やねん。とツッコミ入れてしまいます。銀行口座は、政府指定の国内民間銀行でも使用でき、仮登記が終われば口座開設できます。
ここの文章、あえて言うなら、仮登記→銀行(国内銀行)口座開設→営業許可でしょうか。営業許可という部分も微妙で業種によって異なりますが、ITの場合は特にライセンスというものは必要なく、銀行口座は仮登記が出れば口座開設が可能となります。正式的には本登記と営業許可(Permit to Trade)は3か月後ぐらいで出ますのでそこから営業できることになりますが、ミャンマー投資委員会の見解では、仮登記が終わった時点から営業してもよく、仮登記発給後すぐに口座を開設し営業、販売、その口座に入金があっても問題ないとのこと。
この記事を読むまでは、会社設立コンサルティング費を釣り上げるために、わざと会社登記を1年ほどかかるようにしているのかと思っていたのですが、ここまで堂々と記事を書いてしまうところをみると、変に編集されてしまったのか、根本的にわかっていないのか、誤解をしているのか、でも実際会社設立支援はされているようですし、なかなか理解不能な感じです。
理由はともあれ、誰でも簡単に訪問でき質問できる担当役所、ミャンマー投資委員会に確認すればすぐわかるのですが、こういったコンサルティング会社がたくさんあると聞きます。周辺アジア諸国で同様なビジネスをして、今度はミャンマーでひと稼ぎ。という会社も少なくないようです。2年前にはミャンマー進出コンサルティング会社など皆無でしたから。ミャンマーでの会社設立の情報もまだまだ少なく、また会社登記の方法は大きくは変わらないのですが、申請提出書類など頻繁に微妙に変わりますので、その当たりをついて、ミャンマーではこうです。と言われたら、日本から進出される方もそうかなと思ってしまうのだと思います。
ミャンマーに進出を決めたが、実務のところでつまずいている会社が多いと聞きますし、日本人同士で足を引っ張りあって本当に残念です。
ミャンマー進出において会社設立はそれほど難しくありません。当たり前ですが会社設立後が困難です。会社設立の話を重点的にする人ほど、怪しいのではと思ってしまう今日この頃です。
しかし、この内容を掲載してしまうSankei Bizもどうかと・・・。
長くなってしましました。。。