ソーシャルビジネス・アジアカンファレンス【東京】に出席します。

学生時代からの友人の中村八千代さんから、ソーシャルビジネスのカンファレンスをやるので参加できないかと相談がありました。
自分では社会企業家とは思っていないのですが、中村さんからの依頼ということでお受けしました。

彼女とは学生時代、カナダで会いました。
下記記事にもありますが、

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彼女は父が作った借金の一部の連帯保証人として4億円の負債を背負い込むも、自らの事業で完済。黒字になったのをきっかけに、酒販店を閉めて、児童福祉施設でボランティアを始め、「人の役に立つ仕事に就こう」と、国際協力の道に入りました。
フィリピンの貧困層の若者に、自然食レストランの経営を通じて、雇用の場を提供するなど、多忙な仕事のさなか、がんと診断されました。日本で療養し、今年8月にフィリピンに戻りさらに活動を続け、次回はミャンマーでの新プロジェクト!と話しています。

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当日は、中村八千代さん以外に、海外で活躍されている4名の方ともお会いでき、意見交換できるということで、とても楽しみにしています。
東京だけですが、ぜひご興味ある方おられたら、お越くださいませ。

2016年11月19日(土)10:00-17:00 開場: JICA地球ひろば(市ヶ谷)
後援:独立行政法人 国際協力機構(JICA)、国際機関日本アセアンセンター

一日中ですね・・・

 

視覚障害者GENKYスタッフ「ソーヘインチョー」が日本の大学入学目指します!

今月からゲンキースタッフの一人 ソーヘインチョー が「あ・い・う・え・お」から日本語の勉強をスタートさせました。

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彼の目的は一つ。2018年4月日本の大学へ行き2年間マッサージ技術を勉強、ミャンマーにその技術と知識を伝えることにあります。
彼を選んだのはゲンキーの視覚障害者スタッフ。自分らで話し会い、最も適する人物を選んでもらいました。

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今月9月1日から弊社日本語学校エンジニアクラスでスタート。毎日月曜日から金曜日まで10時から17時までは日本語授業。18-21時までは店で仕事(マッサージ)、その後毎日深夜1時まで勉強しているようです。

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彼は弱視なので少しは見えますが、ホワイトボードは見えません。教科書も彼用に拡大しています。そして、彼の横には卒業生らがボランティアでアシストに入っています。

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昨日の教員会議では、彼が入っての進め方で議論が出ましたが、先日バンコクで視察させて頂いた日本語学校を参考に、教科書やホワイトボードは極力使わない。会話を重視した授業に挑戦していくいい機会と捉えています。

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教える方は大変かもしれませんが、先生側も勉強、同じ晴眼者の生徒も彼には負けてられないと勉強。相乗効果が出ればと期待しています。

スタッフパーティー2016

スタッフパーティー2016を行いました。
何と今年は200名乗りの船をチャーター。

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100名の社員を超えた2016年。
ミャンマーに来て20年の節目の年。
船をみて、そしてそこに乗りこむ社員らを見て、目頭が熱くなりました。

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1年間インターンで頑張ってくれた遠藤さんの送迎会もかね、事務所移転する前の金曜日にする予定だったのですが、弊社でコーディネートしているリクルート社のGRIPの懇親会があり断念。その前日にしたのですが、実はこの日は「中秋の名月」という意味のある日。

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中秋の名月を調べたら、「収獲の日」
まさに、皆ががんばった結果が、船上パーティー。

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社員がいいました。

「船をチャーターでのスタッフパーティ。
みんなも それが自分が頑張った結果というのを覚えてほしい。
みんなその価値がもらえるべきと思ってほしい。
誇りに思って欲しい。準備したHRチームに感謝。
来年はもっと立派なスタッフパーティーをみんなでやりましょう」

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船上からは、高層ビルが建ち始めたダウンタウンを後ろに、
対岸は、未開発のダラ。
船の左手には、日本主導で始まった、ティラワ近く。
きれいに夕日が登り、反対には中秋の名月が浮かび上がりました。

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船上からみた意味深な風景。
今日から新しいステージの幕開けです。

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J-SATのミャンマー全国大学セミナーとジョブフェア

J-SATでは年2-3回主要大学にて最高学年対象に、定期的にキャリアセミナーを行っています。今年7月からは17大学に渡りました。

登録中
登録中
モンユワ経済大学
モンユワ経済大学

その成果もあって、先日は大学からの招待で、モンユワ経済大学の就職フェアにも招待されました。もちろん、日本企業は弊社だけ

ピィ工科大学

ピィ工科大学

夏休みということもあり、最近弊社に日本の学生が訪ねてくることが多くありました。
ミャンマーの勉強法は暗記式で・・・と、よく聞かれますが、実は日本の学生もミャンマーの学生も根本のところでは大差ないようにも感じます。

モウラミャイン工科大学
モウラミャイン工科大学

 日本語学生は器用ですしPCもできますが、同じような発言というか考え方が多いように感じます。ミャンマーの学生も同じような発言は多いですが、時々えっ と思うような発想が出てきたり、意外にオリジナリティがあったりします。ただ、PCとか技術面ではまだまだの人が多いです。
「技術は10年で教えれるけど、気持ちは10年では教えられない」
とよく言われます。
中卒でも高学歴でも関係なく、日本の大学だからミャンマーの大学だからも関係なく、気持ちの部分が大切だなぁ。と。

メッティーラ経済大学

ミャンマーには125大学(別にヤンゴン通信大学とマンダレー通信大学がある)、1学年は2015年合格者22万5千人(教育省)から、それ相当と言われています。
今回お話できた学生数は延べで5000人ぐらいでしょうか。まだまだですが、少しづつでもそれが伝播していけばと思います。

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*17大学
ヤンゴン:ヤンゴン工科大学、西ヤンゴン工科大学、工科大学タンリン校、工科大学モービー校、ヤンゴンコンピュータ大学、ダゴン大学、ヤンゴン経済大学、ヤンゴン外国語大学
マンダレー:工科大学マンダレー、マンダレーコンピュータ大学、コンピュータ大学マンダレー、ヤダナポン大学、マンダレー外国語大学
メッティーラ:メッティーラ経済大学
ピィ:ピィ工科大学
モウラミャイン:モウラミャイン大学、工科大学モウラミャイン

ジェイサット日本語学校バンコク研修

ジェイサット日本語学校の教師陣によるバンコク研修にいきました。
現在、日本語学校の専任講師は12名います。うち6名が参加し、ミンガラドン国際空港新空港から飛び立ちました!

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今回のアレンジは、提携しているパーソネルコンサルタントの小田原社長にお願いしました。普段でもお忙しい中、終日ご同行頂くという恵まれた、贅沢な視察ツアーとなりました。

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まずは、タイ早稲田日本語学校。こちらもご多忙の篠田様から長時間に渡り、様々なカリキュラムや遅刻を抑制する仕組みなど教えて頂きました。

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どんどん新しい取り組みを取り入れ実行されていることに驚きました。世界中の日本語学校が縮小している中、拡張、拡大していっている理由がよくわかりました。全日コースは8か月でN3レベル。ミャンマー人は日本語習得が早いと思っていましたが、タイの人も早くて驚きました。字もきれいで、やはり教え方一つで変わると再認識。掲示板も毎週変わるとのことで、すごい学校です。やるべきことは山盛りです。

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続いて、Wheelchairs And Friendship Center of Asia, Thailand (WAFCAT)を訪問。ここは、おもにタイの農村部の障害を持つ子どもたちに車いすサービスと教育支援を行っていて、設立母体である(株)デンソー社内にあります。紹介ビデオの中で、「障害者も幸せになる権利がある」というタイ国王の話が紹介されていました。
またデンソー社からの安定した支援があるという部分が強く、タイ社会独特の障害者を取り巻く社会システムなどとても興味深いものでした。
社会システムがまだ出来上がっていないミャンマーは、その分、やり易さがある反面、今がとても大切な時ということを認識しました。

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翌日は、SVAタイランド(シーカーアジア財団)の八木沢さんを訪問。各国飛び回りお忙しい中、貴重なお時間を頂きました。

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1980年、NGOという言葉がない時代からNGO活動一筋35年の経験をもとにした講義は、すべてが深く貴重な3時間となりました。35年間NGOをやり続けている日本人は何人いるのでしょうか。一つのことをやり続けることの大切さと凄さ。あらためて感服しました。

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首都バンコクの5人に1人がスラムに住んでいるとは初めて聞く内容でした。またタイ国内とはいえ、最近はタイ人の問題ではなく、ミャンマー人やカンボジア人ら出稼ぎ労働者の子供の問題などで、ここ数年で貧困問題も国際化して根本が変わってきているとのこと。

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NGOが新たな段階に入っているとの八木沢さんの言葉。

移動図書館やゴミと植物の交換による街作りなど、次々と新しいアイデアで成功されている取り組み。お願いするのではなく、モデルをつくり本人らの意識から変えていく。

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NGOや政府、企業を超えた、新しいモデルをミャンマーで提案したい。と思いを強くしました。

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最後は、J-Education主催の留学フェア。印象的だったのは、日本からの日本語学校や大学のブースの他に、日本の人材紹介会社が入っていたこと。N2以上のタイ人材を求めブースを出されていました。タイ国内ではN2やN1の人材を探すのが難しいと言われていますが、面接を受けているN2以上のタイ人候補者がそれなりにおられたのには驚かされました。

今回は(今回も)パーソネルコンサルタントの小田原社長に大変お世話になりました。本当にいつもありがとうございます。