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  • 7年前、単身ミャンマーへ渡り、以来現地に身を置き激動の時代を生き抜く。企業・政府・マスコミ等との長年に渡るビジネスを通して培ったスキルや現地・日本の人脈をフルに活かした調査・進出コンサルティングは在ミャンマー日本人の中でも随一である。 Since 2001/1/1
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ミャンマーを知る読みもの

自然と・・・手を会わせて祈りたくなる国 ミャンマー --その1--


Essay by Mamama


自然と・・・手を会わせて祈りたくなる国 ミャンマー --その1--

by ままま


3月15日

    西垣さんとお別れしてから、やっぱり・・・いてもたってもおられず、すぐさま下見と称して、 タクシーに乗って市内に出かけてしまいました。 スーレーパゴダは、補修中らしく、竹やむしろに囲まれた状態で、黄金のパゴダではありませんでした。 それでもライトアップしてあるのには・・・感心感心。(帰国当日は黄金を取り戻していました)

    パゴダの通りmaha bandoola Rdを西に向かって屋台を見て歩き、 上海ショッピングデパートの横に、ド派手なディスコ? (あれはディスコなんですかあ? 確かもう1店並んでありました。) を横目に歩き、まっくらな横道に入ってまで、ぶらぶら歩きましたが、 レストランらしきモノを見つけることは出来ずじまい。屋台は多く出ているのですが、 のぞいて見たら・・・やはりダメ・・・。

    樹木の下に置かれた壺に入った水・・・。
    黒く汚れてグラグラ煮立っている油・・・。

    以前行ったベトナムでも、フランスと中国合作の食文化の国で、 メチャ美味しそうなんだけど・・・あの炎天下に、ガラスケースのなかで日光浴をした後の肉は、 食べれない。フランスパンも美味しそうに、バスケットの中に立ってはいるけど、 排気ガスをまき散らして走るバイク溢れる路上では・・・囓った途端にタールが滲み出るようで、やはりダメ。 悔しいけれど、ここはやはり我慢です。

    結局また戻ってmaha bandoola Rdのファーストフードで、マクドまがいのハンバーガーを注文しました。 生野菜も怖い私は、トマトやきゅり等をはじき飛ばして、パン部分の皮にかぶりつき、夕食はそれで終わり。 空腹は癒されず・・・むしろ状態のスーレーパゴダの前でタクシーを捕まえ、ホテルに帰りました。 ホテルでは、お風呂のお湯が1人分しか出ず、2人目の私は犠牲となっちゃいました。まあ・・・こんなモン。

1日目としては上出来、上出来・・・。

    無事に電気もついて、入国審査を通過できただけマシと満足して、ベットに入りました。

3月16日

    翌朝、西垣さんのおかげて朝食をしっかり食べ、腹ごしらえを整え、いざバガンへ行かん!  翌日の国内線では、喧噪の坩堝の中で、ボーディングのかかっているのが解らず、親切なお兄さんのお世話になりました。 (チップ目当てのところもあるのですが、彼がいないと、行き先を間違えてしまったか、置き去りになるところでした。 ちなみに、帰国の際の国際線でも、アナウンスはありませんでした。 ぼっうとしていると、本当に置き去りにされてしまいそうですね。)

    また、国内線でもパスポートが必要なのですね。他国ではあまり例がないように思います。 うっかり、まちがってスーツケースに入れてしまっては大変です。 まあ、もっともあの空港では、すぐにスーツケースを取り戻せそうですけれど・・・ (笑)ヤンゴンからの入出チェックは厳しいのだろうけれど、なんでも手書き処理なのには苦笑いです。

    初挑戦のプロペラ飛行機は、定刻より早く離陸しました。 6:45発でしたが、6:30にはすでに上空に舞い上がっておりました。 西欧人がかなり割合を占めています。うんご、うんご、うんご・・・とおもむろにプロペラが回りはじめ、 滑走路の端に来ると「ぶーん」と音圧を伴って、ガタガタガタ・・・と走り始めます。 私は痛快でケタケタ笑って楽しんでいたのですが、友人は生きた心地がしなかったそうです。

    バガンに着いて、早々にリコンファームをしました。 おもむろに大きな台帳を広げ、日付のあるページに、手書きで名前を記入され、またもや、くっくっくっ・・・ 笑いを漏らしてしまい、怪訝な顔をされてしまいました。 運転手さんも私どもも、英語の片言同士で気楽でしたし、指で地図を指し示してOKでした。全く心配はありません。

    最初に訪れたニャンウーの市場は、売る人も買う人も、うす暗いなか、混ぜご飯のように、 ごちゃまぜで、賑やかな音とお世辞にもいい匂いとは言えない臭いが漂い、蠅がぶんぶん飛んでいました。 トサカのついた鶏や鶏のぶつ切り、大ナマズ、魚のヒモノを作っている腐りかけの臭い・・・ 最初は、どうもなかったのですが、やっぱり写真を撮りたくなって戻ると、今度はえずいてしまいました。

明るく加工をお願いします ニャンウー市場の可哀想な鶏

    切り刻んで捌いて売る人が、檻の中のようなところに入り、 鳥の餌のような受け皿に、買うぶつ切りが出てきます。 あれは面白いシステムです! 解体作業が露骨に見えないように檻に入っているのでしょうが、 ペッチョ・・・と飛び出してくるぶつ切りの塊は、余計リアルな感じがしました。 五感がメチャ刺激され、あの臭いは凄かったけれど楽しかったです。 何処へ行っても市場には必ず寄る、市場大好きな人間ですが、あの臭いはメチャ強烈!  あの市場に行って食欲をすっかり無くしてしまったのは、きっとガイジンの私たちぐらいだったでしょう・・・。

明るく加工をお願いします イラワジ河でとれた大ナマズ

    結局2時間ぐらいウロウロして、値切り倒してロンジーとシャンバックのお土産をゲットしました。 マンゴーに目のない私は、少し季節が早すぎて、思いのほか果物が少ないことに、肩を落としてがっかり・・・。 土産物も絶対値切らないとダメですが、他より安くゲットできるところだと思いました。 あの市場は、市場の入口も見分けがつかず、規模は小さいけれど、体験する価値は大いにありますね。

    あと午前の部は、シュエズィーゴンバゴダと、ガイドブックに載っていないバゴダgubyauk-gyi (ガイドが連れていってくれたテラスのある見晴らしのいいバゴダでした)、ティーローミィンロ寺院、アーナンダー寺院へ行き、 ニャンウーからオールドバカンへ移動しつつ、エイヤーホテルで昼食を取りました。

    太陽のまだ高い2時より午後の部を開始して、ダマヤンディー寺院、スラマニ寺院、 ダビィニュ寺院、グービャウッヂー寺院とその隣の寺院、マヌーハ寺院、アペヤダナ寺院、 ナガーヨン寺院、ナンパヤー寺院、シュエサンドーパゴダでサンセットを迎えました。

明るく加工をお願いします スラマニ寺院の赤い仏さま

    この日は雲が多く、午後の観光には最適。 「ラッキー!」を連発して観光をしていたのですが、当然、雲の中でのサンセット。 せっかく怖いのを我慢して、高いシュエサンドーバゴダのテッペン5層目テラスに登ったのに、 雲のなかで太陽は燻ってしまって不完全燃焼。 すっかり、がっくり肩を落として、日も暮れて・・・階段を怖々下りました。

    午後は、上記のように、主にオールドバカンより南のミンカバー村の見学に時間を使いました。 そして、お薦めのルビドゥーホテルにお邪魔して夕食を頂戴しました。多分、7時過ぎ頃だと思います。 なんと! 私たち2人だけのために、WIN MYINTさんが、マリオネットを上演して見せて下さいました。 もし、WINさんと喋る機会がございましたら、えらく感激していたとお伝えください。日本語の上手な方ですね。 ワンタンを薦めていただき、またカリーも、美味しく頂戴しました。 (本当は、せっかくの食事をほったらかしにして、パペットショーに見入ってしまい、すっかり冷めてしまって・・・残念でした。 ・・・笑)帰る時にも、全員にお見送りいただいて、すっかり感激して、レストランを後にしました。

    ホテルでは、バスタブにこだわっていた私たちですが、ラマダの再来で、 エイヤーホテルでも、1人分ぐらいのお湯しかでませんでした。 今日はシャワーだけよ!と、固い約束を交わして苦笑い・・・。 これじゃあ、バスタブにこだわる必要はなかったね・・・と、笑ってしまいました。 しかし、部屋自体はとっても広く、角のお部屋を用意していただき、 庭園越しに河も見渡せ、すっかりリッチな気分を満喫できたので、帳消しでした。

ありがとうございました。

明日は、自分の脚を信じて挑戦です。

© ままま


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編集者より: まままの「とんでもとらべる」でミャンマーのもっと魅力的な姿を見ることができます。ぜひどうぞ。