国旗:日本 国旗:ミャンマー「ヤンゴンナウ」は1999年創業の日系旅行会社「サネイトラベル」がお届けするミャンマー総合情報サイト

  • 7年前、単身ミャンマーへ渡り、以来現地に身を置き激動の時代を生き抜く。企業・政府・マスコミ等との長年に渡るビジネスを通して培ったスキルや現地・日本の人脈をフルに活かした調査・進出コンサルティングは在ミャンマー日本人の中でも随一である。 Since 2001/1/1
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出張・滞在ガイド

ミャンマー基礎知識

国の基本情報

ミャンマーってこんな国
■正式国名ミャンマー連邦共和国(旧ビルマ連邦)
(Republic of the Union of Myanmar)
■首都ネーピードー(Nay Pyi Daw)
■最大都市ヤンゴン(Yangon)
■政体共和制
■元首テインチョー大統領(2017年2月現在)
■人口6,242万人
■民族政府発表の民族数は135。
ビルマ族(全人口の69%)のほか、カイン(カレン)族、カヤー族、シャン族、カチン族、ラカイン族、モン族、チン族など。人口の多くは、ヤンゴンからマンダレーへの中央ラインにある、ヤンゴン管区、マンダレー管区、マグウェイ管区、サガイン管区に居住。
■宗教仏教(全人口の85%)※タイやカンボジアと同じく上座部仏教
その他キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教など
■通貨ミャンマーチャット
■言語ミャンマー語
■電圧220〜240V、50Hz
■入国ビザ必要(観光ビザ、ビジネスビザ、トランジットビザ等)
気候

熱帯気候で、夏期、雨期、乾期(冬期)3つの季節が移り変ります。ミャンマーでは一般的に、夏期は2月中旬〜5月中旬、雨期は5月中旬〜10月中旬、乾期(冬期)は10月中旬〜2月中旬となります。乾期が比較的過ごしやすく、観光のベストシーズンといえるでしょう。海岸、デルタ地帯の年間降水量は、250cm、気温は16℃〜40℃ほどで、中央乾燥地帯の降水量は70cm、気温は15℃〜46℃ぐらいです。どの地域も、雨は雨期に集中します。

地理と時差

国境は、西部でバングラデシュとインド、北部で中国、東部でタイ、ラオスに接します。北部はヒマラヤ山脈の一部、南部はアンダマン海に面しています。ミャンマーの標準時間は+6時間30分(GMT)で、ミャンマー国内では時差はありません。各国との時差は以下の通り。日本よりは2時間半遅れになります(例:日本が正午のときミャンマーは午前9時30分)

■バンコク +0.5
■香港 +1.5
■シンガポール +1.5
■東京 +2.5

インフラ状況

[ 電気 ]
230V、50Hz。日本国内用の電化製品はそのままでは使えません。長期滞在の場合は、変圧器を購入するという手もあります。ヤンゴン市内であれば、電気店で簡単に購入できます。また、電圧は不安定で停電が頻繁に起こり、電化製品の故障を招く原因にもなります。こちらも長期滞在ならコンバータを購入すれば、故障を大幅に防ぐことができます。コンバータは、ヤンゴン市内の電気店で購入可能です。

[ 水道 ]
生水は飲めません。高級ホテルであっても、必ずミネラルウォーターを飲むようにしてください。

[ 電話 ]
ミャンマーの国番号は、95。公衆電話はありませんので、固定電話からかけるときは宿泊先からになります。その代わり、街中には今でも昔ながらの電話屋をみかけます。ただ、2014年から携帯電話のSIMカードが150円程で購入できるようになったため、それに伴いスマートフォンも一気に普及しました。
携帯電話の利用方法はこちら

[ インターネット ]
ヤンゴンやマンダレーでは、市内中心部を中心に、Wi-Fiが使えるレストランやカフェが多数あります。ただし「Wi-Fi可能」と謳っていても、接続が悪いところもよくあります。

ヤンゴンエリアガイド

ヤンゴンの成り立ち
ヤンゴン風景

ヤンゴンの発展は、港から。
エーヤワディ川のデルタ地帯にあるヤンゴンは、昔は小さな漁村でした。ヤンゴンの都市開発が進んだのは、1852年、イギリス帝国がヤンゴン含む下ビルマを占領し、インドの自治州としたことに始まります。イギリス帝国は、ヤンゴンをラングーンと改称し、商業と政治の中心地へと造り変えました。川沿いのダウンタウンから開発は進められ、ラングーンは、イギリス帝国と中国の貿易中継地点として栄えました。

このため現在も、ダウンタウンエリアには植民地時代に建てられた建築物が多数残されています。
当時ダウンタウン中心部に居住していたのは、インド(イギリス領インド帝国)からの商人や労働者が大半で、イギリス人の多くは、ラングーン中央部にあるカンドーヂ湖やインヤ湖周辺に、豪華な住宅を築いていました。現在その面影はほとんど残っていませんが、現在も湖周辺は緑が多く、富裕層の邸宅や高級ホテル、レストラン等が立ち並んでいます。

1948年、ビルマはイギリスから独立。そして、ラングーンはビルマの首都となりました(1989年に国名をミャンマー連邦、首都をヤンゴンへと改称)。1960年から軍事政権となったビルマは、大きな都市開発のないまま、2006年に首都をヤンゴンからネーピードーへ移転。2011年、新政府の発足と同時に民主化が進むと、ヤンゴンはミャンマー1の商業都市として、世界中の注目を集めるようになりました。そして今、再び開発が進められ、街は凄まじい勢いで成長をみせています。

エリア別紹介
ヤンゴン国際空港周辺
ヤンゴン国際空港周辺

おもな居住区(Township)
・ミンガラドン(Mingalardon)
・インセイン(Insein)
・ミャウッオッカラパ(North Okkalapa)

出張者向け情報 [ 現状 ]
■ヤンゴン郊外の工業団地(ラインタヤ、シュエリンバウン、シュエピーター等)にアクセス良好です。特に縫製関係の工場が多いため、日本からの出張者滞在も増えています。
■国内線乗り継ぎのトランジットで、早朝空港に向かいたい人は、このエリアのホテルを利用すると便利です。
■空港周辺の開発が進んでいます。
■8マイル(Pyay Rd とKaba Aye Pagoda Rdの交差路周辺)に商業施設やホテル、飲食店が多く集まっています。
■ゴルフコースの多いエリアです。

インヤ湖周辺
インヤ湖周辺

おもな居住区(Township)
・ヤンキン(Yankin)
・マヤンゴン(Mayangone) 
・バハン(Bahan)

出張者向け情報 [ 現状 ]
■昔ながらの高級住宅地「ゴールデンバレー」があり、日本人が住むサービスアパートメントも多いエリアです。
■インヤ湖は、ヤンゴンっ子の憩いの場所。ピクニックやデート、毎朝の運動等、終日多くの人で賑わっています。
■インヤ湖を囲むPyay Rd, Kaba Aye Pagoda Rd, University Avenueに、外国人向けの商業施設や飲食店が多く集まっています。
■近年は、Parami Rd沿いにも各国料理の飲食店がオープン。
■2016年にオープンにした富裕層向けショッピングセンター「ミャンマープラザ」には、続々と日本企業オフィスも移転中。

レーダン周辺
レーダン周辺

おもな居住区(Township)
・カマーユッ(Kamayut)
・ライン(Hlaing)

出張者向け情報 [ 現状 ]
■ヤンゴン大学を中心に、若者向けのショップや飲食店、サービスが集まるエリアです。
■Insein Rd沿いに飲食店が多く、ヤンゴンのIT集積地「MICT PARK」もこの通り沿いに位置。
■新たなビジネスビル「レーダンセンター」や、若者に人気のデパート「ガーモンプインッ」があります。

カンドーヂ湖周辺
カンドーヂ湖周辺

おもな居住区(Township)
・タームエ(Tamwe)
・ミンガラタウンニュッ(Mingalar Taung Nyunt)
・ダゴン(Dagon)

出張者向け情報 [ 現状 ]
■カンドーヂ湖を囲むNat Mauk Rd には外国人向け飲食店や日本大使館があります。
■植民地時代に誕生した埋め立て地。

サンチャウン周辺
レーダン周辺

おもな居住区(Township)
・サンチャウン(Sanchaung)

出張者向け情報 [ 現状 ]
■昔から栄えている住宅地。
■安くて美味しいローカル食堂や、若者向けショップが集まる、若者の街。
■Pyay RdとShin Saw Pu Rdの交差路周辺(ミニゴン)が一番の繁華街。

ダウンタウン周辺
ダウンタウン周辺

おもな居住区(Township)
・パベーダン(Pabedan)
・ラサ(La tha)
・ランマドー(Lan Ma daw)
・セイッカン(Seik kan)
・チャウッタダ(Kyauktada)
・ボーダタウン(botataung)等

出張者向け情報 [ 現状 ]
■ヤンゴンビジネスの中心部
■中華街やインド人街、英国植民地時代の歴史的建築群などエリアによって様々な特色がある。
■ヤンゴン中央駅や政府の役所も多く集まる。