今年の締めくくりは恒例の寄付旅行

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毎月の社員自らの給料から集まった寄付金額は4585000チャット(約33万円)と企業様から頂いた寄付金を寄贈するため、サクラタワー事務所に4時半集合。大型バス3台で片道4時間の乳児から10年生までを預かる孤児院へ行きました。

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GENKYで働く視覚障碍者スタッフも自ら稼いだ給料から寄付するため代表者3名も参加。
予定出発時間15分前に全員集合し早めのスタートはさすがです!

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この孤児院は寄付のみで運営されており、0~15歳までの孤児約600名が生活しています。毎月3-5名増え続けているそうで、そのペースは増加傾向にあるようです。

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施設を管理する僧侶に原因を聞いたところ、経済的格差ではなく、内戦と性教育の欠如とのこと。中絶はしたくない若い女性が出産後病院から逃げ出すとことが増えているようで、13歳で出産した後、子供をこの施設に預け村に戻った女性もいたそうです。

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孤児を減らすためにはとの質問には、「経済力向上・親のモラル向上・教育の向上」と3つのあげていました。貧困だけの問題ではなく、とにかく教育の質が原因と強調されていたのが印象的でした。

寄付を終え、ヤンゴン市内に戻り、GENKY従業員も加わり、カラオケ大納会!

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大会前には2018年MVP社員とEmployee of the Year社員の発表。
今年のMVPは受付のリーダーとして大活躍したWai Wai Monさんでした。

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その後は、社員らによるカラオケ大会。

ほんと、みんなカラオケ好きですね~。

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これで2018年の行事はすべて終了。9連休という長期年末休暇になります。
休日出勤が多いJ-SATですので、少し長めに設定しています。

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この年末休暇を利用し80%以上の社員が海外含む旅行に出かけることは、本当にうれしい限りです。J-SATで働くことにより、自ら成長し、一部を寄付し、そして旅行を楽しみプライベートも充実。その仕事に感謝してくれる企業の方々と候補者たち。

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今年の大納会前、社員全員の前に次の話をしました。
「今日訪ねた孤児院には両親から捨てられた生後22日の乳呑児がいました。あの子は何も悪いことしていない。世の中は生まれたときから不平等。J-SATで働くことができた私も含め、社員全員はこの事実を認識しないといけない。今日はJ-SATで働いたお金で、その子のサポートができた。世の中で生きていくにはそれぞれ役割分担があって、J-SATの役割は皆理解している通り。そのことを軸に2019年も頑張っていきましょう!」

来年もよい寄付旅行ができるよう、社員一丸となってがんばります!

J-SATは本日仕事納め。

J-SATは本日仕事納めになります。

明日は恒例の全社員寄付旅行。その後は大納会の予定。

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日本では人手不足が深刻化。5年前から地道に作ってきた日本向け人材紹介事業が大きく動き出し、J-SATアカデミーがサクラタワーに移動した年でした。日本国内では外国人受け入れ拡大法案が来年4月から施行されることもあり、来年は大きく飛躍しないといけない年となります。

毎年この時期感じている、来年は「勝負の年」
スーチー政権と同じと語ってきた通り、与党は総選挙前の重要な年。J-SATも時代の波に合った事業とはいえ、競業企業が続々と来襲してきている正念場の年でもあります。
大切なことは初志貫徹。「Raise Your Dream」を忘れず、J-SATの由来である J=Japan, S=Seicho,、A=Anshin、T=Tanoshii の会社作りを目指す。つまり、社員が成長でき、安心でき、楽しい職場作りと仕事作りを目指していきたいと思います。

多くの方々のご支援、ご指導を受け成長してきたJ-SAT。経営理念でもある「適正な社会発展のための、新しい価値とビジネスモデルの創造」を軸に、J-SATらしい事業展開を行い、関わって頂くミャンマーの方々、日本の方々、そして社員全員、三方すべてが成長でき、安心でき、楽しくなれる社会育成の一助となれるよう、来年も社員一丸となって頑張っていきます。

来年は1月4日が祝日のミャンマーカレンダーの影響もあり、仕事始めは1月7日となります。
本年も大変お世話になりありがとうございました。
来年も引き続き、ご支援、ご指導の程宜しくお願い致します。
皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

ミャンマー初!「みんなの日本語 初級1」日本語教師向けセミナー開催!

ミャンマー人日本語教師向け日本語教育講座の一般公開セミナーとしてはミャンマー初めてのセミナーをスリーエーネットワーク社のご厚意で開催することができました。

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日本からは「みんなの日本語」の監修者で制作の中心者である石澤弘子先生をお迎えしてのセミナーは、制作の背景やその意図など、制作者ならではの説得力ある内容に、とても勉強になりました。

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奇しくも、日本の国会にて海外人材受け入れ拡大法案成立した日にスタートというのも偶然ではなく必然のように思われました。日本で成功する外国人材のポイントは日本語力。その日本語力を育てる、日本語教師の質が最大のポイントになります。

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これまでは、教えてもらった先生と同じ教え方をするというのが主流で、正しいとは言いにくい教え方が普及してきました。

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『みんなの日本語 初級1』は、1日1課三時間、5週間で25課を学習するため作られ、『初級2』は、職場で働きはじめ5週間で25課を学習するために作られたそうです。
さらに日本語教師として
「生徒にわかりますか?と質問してはいけない(質問されない授業をする」
「生徒から質問されない授業(質問されないように教える」
「教科書を使わせない(学生には下ではなく前を向かせ教科書を使わない授業、教科書は復習用」
等々、現場ならではの教育法が伝えられました。

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今回の『みんなの日本語』教師講座には、ヤンゴンでは183名、マンダレーでは102名の日本語教師の方々にご参加頂きました。

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セミナーを共催して頂いた、株式会社スリーエーネットワーク社、後援して頂いた、国際交流基金、AOTS、MAJA(ミャンマー元日本留学生協会) の方々にあらためてお礼申し上げます。

教科書購入者も多く、今後は一流の国を目指しコピーを廃絶、オリジナル教科書をどんどん普及していければと思います。

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下記プレスリリース文章です。

外国人のための日本語学習教材の出版社 株式会社スリーエーネットワーク(本社:東京都千代田区)と提携し、『みんなの日本語 初級I』を2018年7月25日からミャンマーで販売しているミャンマー人専門人材・派遣会社 株式会社ジェイサット(本社:ヤンゴン、以下 J-SAT)は、『みんなの日本語』発行20周年、J-SAT設立20周年を記念し、ミャンマー人日本語教師を対象に、マンダレーとヤンゴンにて『みんなの日本語 初級I』教え方セミナーを開催します。

みんなの日本語初級1(ミャンマー版)

■世界中で使われている日本語教材『みんなの日本語 初級I』の教え方から教育法を変える

『みんなの日本語』は世界中で広く使われている日本語教材として知られており、ミャンマーでも9割以上の日本語学校で使用されています。ミャンマーの教育法は暗記教育が中心で、日本語の教え方もミャンマー独特な暗記方法での教育法が一般的になっています。そのため、より実践的な会話力などが弱いといわれており、教え方が大きな課題としてあげられてきました。

今回は、『みんなの日本語 初級』監修者である、石澤 弘子先生から、『みんなの日本語』の特徴、効果的な教え方を、ミャンマーで日本語を教えている先生方に具体的にお話して頂きます。

■セミナースケジュール
<マンダレー>
2018年12月8日(土)9~12時(受付開始8時30分~) Hotel Mandalay
<ヤンゴン>
2018年12月9日(日)9~12時(受付開始 8時30分~)Sakura Tower 20階
2018年12月9日(日)14~17時(受付開始 13時30分~)Sakura Tower 20階
参加費:無料
    ※ セミナー3回開催されますが、いずれもミャンマー語通訳付で内容は同じです。
講師 :石澤 弘子(元・目白大学、元・AOTS、『みんなの日本語 初級』監修者)

〇株式会社スリーエーネットワーク
1973年に主に産業技術研修生のための日本語教科書『新日本語の基礎』(財団法人海外技術者研修協会編)を発行する会社として発足し、今年45年目を迎えました。今まで日本語教材を中心に英語教材や外国語教材も出版してきましたが、中でも『みんなの日本語』シリーズは日本語総合教科書として、国内外で広く採用されています。

■ミャンマーでの日本語学習者が10年で10倍に急増中
日本語学習者にとって馴染み深い日本語能力試験(通称 JLPT)は、2015~2017年までは、7月にマンダレー、12月にヤンゴンと、各都市で年1回ずつのみ本試験が行われていましたが、応募者増加に伴い、2018年度よりヤンゴンとマンダレーでそれぞれ7月と12月に行われることになりました。今年7月の受験申込者数は20,000人を超え、ミャンマーは世界でも5番目に受験者が多い国になりました(参考:1位 中国、2位 韓国、3位 台湾、4位 ベトナム、5位 ミャンマー※)。急増した原因としては、技能実習制度をはじめ、日本への就労、就学目的が一般的と考えられています。ミャンマー国内経済が低迷する中、今後さらに増加すると予想されています。

※ JLPT(日本語能力試験)受験者数参考

■日本語学校は急増するも不足する日本語教師
日本語学習者が急増する中、日本語学校も次々と設立されてきており、すでにミャンマー国内に300校近くあるという報告もあります。一方で、日本語教師不足が深刻で、日本での外国人雇用、外国人留学生が急増する中、日本国内でも日本語教師の採用は困難になっており、ミャンマーでも日本人の日本語教師を採用することは難しい状況になっています。また、ミャンマー人日本語教師も足りておらず、日本語が十分に話せなくとも日本語を教える学校も出てくるなど、その質が問題視され始めています。ミャンマー国内には、日本語教師を養成する学校は存在しておらず、このような環境の中、国際交流基金は今年12月から日本語教師育成プログラムを行うことになりました。

■『みんなの日本語』コピー版を一掃、オリジナル教材の普及
世界で広く採用されている日本語教科書『みんなの日本語』は、これまでもこの教材はミャンマーでも発売されていましたが、すでに広まっているコピー版との価格差から伸び悩んでいました。「日本語を初めて勉強するところから、コピーではなくオリジナル教材で学んで欲しい」目的で、J-SATは外資系としては初めて出版ライセンスを取得。コピー本にはない解答集やCDをつけ、コピー本とあまり変わらない4,500チャット(約400円)で販売を開始しました。すでに『初級II』も販売開始しており、今後は『新完全マスター』(日本語能力試験対策シリーズ)など人気教材を中心に順次ミャンマーで出版し、コピー教材の一掃を加速させていきます。