GENKYクリニックの役割

GENKYクリニックを経営し始め2ヶ月が経過しました。視覚障害者の自立するための訓練治療院で治療することにより生活費等を稼ぐだけでなく、健常者に視覚障害者との接点を作り、社会で彼らを理解してもらえる場を作ることを主眼にしようと感じています。
視覚障害者の社会的認知度をあげれば自然に自立する場は提供されていくだろうと思います。
国内では視覚障害者の現実は非常に厳しいものです。差別されるから家の外には出てこられませんし社会と離れたところにおられます。
しかし彼らは本当に普通ですし、そんな彼らの存在は実際普通に接して話してみないと絶対にわかりません。そしてたくさん教えてもらえます。
障害者支援NGOで訓練学校運営していて皆独立して頑張っています。という報告を国内でよく聞きますが、私はもちろんうちの社員誰も接したことはありません。どこで独立しているのやら。商業的なものを強調したら支援のお金がもらえないから身内でやっているのかなあ。障害者支援のために店に言ってくださいと言われても積極的にその店に行こうとは思わないでしょうねえ。
支援金が集まってきても初心を忘れないように気をつけないといけないですね。
「支援先を見て事業内容を決めない」
「視覚障害者支援のために店に来てくださいと訴えなくても積極的に行きたくなる治療院」
半年前は視覚障害者の方とは全く接することがなかったのですが、障害者に対する中途半端な知識がなく、NGO的発想がないのを幸いに、これからも現場第一主義で思いっきり関わっていこうと思います。