ジェイサット日本語学校バンコク研修

ジェイサット日本語学校の教師陣によるバンコク研修にいきました。
現在、日本語学校の専任講師は12名います。うち6名が参加し、ミンガラドン国際空港新空港から飛び立ちました!

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今回のアレンジは、提携しているパーソネルコンサルタントの小田原社長にお願いしました。普段でもお忙しい中、終日ご同行頂くという恵まれた、贅沢な視察ツアーとなりました。

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まずは、タイ早稲田日本語学校。こちらもご多忙の篠田様から長時間に渡り、様々なカリキュラムや遅刻を抑制する仕組みなど教えて頂きました。

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どんどん新しい取り組みを取り入れ実行されていることに驚きました。世界中の日本語学校が縮小している中、拡張、拡大していっている理由がよくわかりました。全日コースは8か月でN3レベル。ミャンマー人は日本語習得が早いと思っていましたが、タイの人も早くて驚きました。字もきれいで、やはり教え方一つで変わると再認識。掲示板も毎週変わるとのことで、すごい学校です。やるべきことは山盛りです。

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続いて、Wheelchairs And Friendship Center of Asia, Thailand (WAFCAT)を訪問。ここは、おもにタイの農村部の障害を持つ子どもたちに車いすサービスと教育支援を行っていて、設立母体である(株)デンソー社内にあります。紹介ビデオの中で、「障害者も幸せになる権利がある」というタイ国王の話が紹介されていました。
またデンソー社からの安定した支援があるという部分が強く、タイ社会独特の障害者を取り巻く社会システムなどとても興味深いものでした。
社会システムがまだ出来上がっていないミャンマーは、その分、やり易さがある反面、今がとても大切な時ということを認識しました。

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翌日は、SVAタイランド(シーカーアジア財団)の八木沢さんを訪問。各国飛び回りお忙しい中、貴重なお時間を頂きました。

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1980年、NGOという言葉がない時代からNGO活動一筋35年の経験をもとにした講義は、すべてが深く貴重な3時間となりました。35年間NGOをやり続けている日本人は何人いるのでしょうか。一つのことをやり続けることの大切さと凄さ。あらためて感服しました。

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首都バンコクの5人に1人がスラムに住んでいるとは初めて聞く内容でした。またタイ国内とはいえ、最近はタイ人の問題ではなく、ミャンマー人やカンボジア人ら出稼ぎ労働者の子供の問題などで、ここ数年で貧困問題も国際化して根本が変わってきているとのこと。

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NGOが新たな段階に入っているとの八木沢さんの言葉。

移動図書館やゴミと植物の交換による街作りなど、次々と新しいアイデアで成功されている取り組み。お願いするのではなく、モデルをつくり本人らの意識から変えていく。

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NGOや政府、企業を超えた、新しいモデルをミャンマーで提案したい。と思いを強くしました。

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最後は、J-Education主催の留学フェア。印象的だったのは、日本からの日本語学校や大学のブースの他に、日本の人材紹介会社が入っていたこと。N2以上のタイ人材を求めブースを出されていました。タイ国内ではN2やN1の人材を探すのが難しいと言われていますが、面接を受けているN2以上のタイ人候補者がそれなりにおられたのには驚かされました。

今回は(今回も)パーソネルコンサルタントの小田原社長に大変お世話になりました。本当にいつもありがとうございます。