「桃李不言下自成蹊」

ミャンマー視察に来られているお客様から素敵なプレゼント頂きました。

スキャン 17年7月27日0001

30年前に来日、日本に帰化された中国の経営者の方で、J-SATにぴったりの言葉を送ります、ということで、手持ちの筆ペンで夕食の合間に書いて頂きました。

説明して頂きましたが、あらためてネットで調べてみました。

【原文】(史記 李将軍伝賛)
桃李不言下自成蹊。

【書き下し文】
桃李言(ものい)わざれども、下自ずから蹊(みち)を成す。

【原文の語訳】
桃や李(スモモ)は物を言わないが、実がおいしいので自然と人が集まり、その下には自然と歩いた跡の道ができる。同じように徳のある人のもとにも自然と人が慕って集まる。

【解釈】
利他公平を優先させ、万人に慕われた李広将軍から由来しています。
人徳のある人は自ら宣伝することなどしなくても、自然と周りから人が集まってくるものです。
ビジネスの場面でも、例えば店の口コミでも同じでしょうし、書籍やホームページでもそうかもしれません。中身がしっかりしていれば宣伝費をかけなくても自然とファンがついてくるものです。宣伝だけしても、一時的に人は増えるかもしれませんが、中身が伴っていなければリピーターにはなってくれません。
だからと言って利益を求めて他と競って集めたものでは、たとえ良質なものであっても、他で手に入るようになればいずれは廃れてしまう危険性があります。人材でもお金を使ってヘッドハンティングで集めても、同じことされれば人はそちらへ去っていきます。人材育成といった自ら作り上げたものでないといけないのでしょう。
宣伝が上手じゃなくても、真面目で誠実な言動を心がけていれば多くの人の信頼を得ることができるのでしょう。

常に初心を忘れず事業に邁進していきます。