J-SAT主催:日本語教師向けセミナー第二弾!

ヤンゴン・サクラタワーにて日本語教師向けセミナー第二弾を行いました。

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昨年開催したミャンマー初の日本語教師向けセミナー(スリーエーネットワーク社とJ-SAT共催)がとても好評で、参加者から第二回を是非開催して欲しいと依頼が多くありました。

それから2ヶ月。日本語教育と異文化教育においての第一人者の方々をヤンゴンにお越し頂き、第二回日本語教師向けセミナー開催が実現しました。

群馬大学 名誉教授で国際交流基金日本語国際センター所長の砂川裕一先生からは、
日本事情とは、何を、どのように、何を目指して、教えるのか?
~「日本事情教育」の“広さ”と“深さ”について考える~

筑波大学名誉教授、国立国語研究所 客員教授である砂川有里子先生からは、
日本語教師のための便利なウェブサイト

元筑波大学教授の嶺井先生からは、
教師に期待するものーUNESCOの動向に学ぶ

のそれぞれを講演して頂きました。知る人はわかりますが、このメンバーが同じ場所でセミナーをするというのはすごいことで、日本国内でも実現しない共演になります。

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定員80名のところ、120名のミャンマー人日本語教師が当日参加。会場は満員で、ミャンマーのテレビ局からの取材も入り大盛況でした。

当日実施した受講生からのアンケートからは、「日本事情について文化理解の重要さに目を向けるようになり、テーマを抜き出して教える方法は非常に勉強になった」など、日本で働くためには、日本語だけでなく、様々なことが必要ということが理解できたという内容も多くあり、これから日本で働くミャンマー人を育成する重要な立場にあるミャンマー人日本語教師に大きな刺激を与えたセミナーになりました。

今年4月からスタートする「特定技能」多くのミャンマー人が日本で働くことになると予想されます。日本の会社で働く上で大切なものは「日本語力」と日本での「生活力」。これらは日本に渡航してからでは遅く、なるべくミャンマーに滞在しているうちに身に着けるべきと感じています。

参加者からは、こういうセミナーを続けて開催してほしいというコメントも多く、今後もJ-SATでは、ミャンマー人日本語教師レベル向上のため、様々企画していきたいと思います。