NGOの本来の活動とは。

大企業と小企業。事業内容、戦略は自ずから異なってくる。小企業が大企業の事業、戦略を行えば自ずと姿を消していく。しかし、NGOの世界では一概にそうではないように思える。小団体も大団体と同じような事業をしても、予算と内容が伴わない活動をしていても、宣伝がさえよければお金は集まるようなのである。
今回の被災のような大規模な場合、突如として援助団体がたくさん乱立する。一般の人はどこに寄付をしたらよいか分からず、結局名前の通った大きな団体、小団体でもいかにもやってます!と大団体のように振舞っているところに寄付が集まってしまうのだろうか。小団体は政府の目があるから。と言い訳するかもしれない。しかし、団体の名前を出さなければ活動できる幅は大きく広がるし、そういった活動をするのが本来のNGOの役目ではないだろうか。そんな活動のため、大団体ではなく小団体に寄付している人が多いと思える。
自ら個人のお金を自らの団体に寄付しようと思える活動を行っているNGOはどれほどあるのだろうか?
医療NGO団体「ジャパンハート」の報告書に以下のようなものがあった。
「最近はヤンゴンからのドナーも減ってきた。あと一ヶ月後が怖いとお坊さんも言っていた。みんな一回だけで何度も来てくれるのはうちだけだ・・・」「UNICEFの先生のお話を伺ってやっぱり我々のような団体にもできることがあることは実感できた。しょうがない、やっぱり走り回るしかないか。」
このような団体には自らのお金を寄付しようと思うし、また援助が集まってほしいと願う。

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