大成功に終わったブラインドサッカー普及活動

NPO法人日本ブラインドサッカー協会の招待で、2016年12月13日~15日までの4日間にわたり、ミャンマーでブラインドサッカーの普及活動を実施。日本選手権4連覇中のAvanzareつくばに所属し日本代表キャプテンの川村選手と福永選手にミャンマーまでお越頂きました。

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民政移管後、海外からの投資が入ってくるも視覚障害者を取り巻く環境はあまり変化なく、そこでチミダイン盲学校の校長やGENKYスタッフらと相談しブランドサッカーを提案。GENKY設立時からお世話になっている、筑波技術大学形井教授に相談したところ、筑波技術大学教員で日本代表でコーチをしている福永選手をご紹介頂きました。そして、福永選手から日本代表キャプテンの川村選手をつないで頂き、今回ボランティアでミャンマーにお越頂くことになりました。

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ミャンマー社会福祉・救済再復興省からスポーツ省に交渉してもらいフットサル競技場の使用許可をもらいました。また、フェンスは試行錯誤を重ね、水道官をつかったもので代用。

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ブランドサッカー用ボールを20個発注、ユニフォーム、ソックス、シューズなどすべてJ-SATグループ各社が稼いだ利益で準備、J-SATグループでの単独スポンサーで実施致しました。

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ミャンマー社会福祉・救済再復興省とスポーツ省からも開会式に参加。ミャンマーの経済発展とともに、視覚障害者を取り巻く環境も改善させていきたいというスピーチもありました。

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すべて手作り、弊社スタッフが動き回り準備、開会式も手配。自画自賛ですが、J-SATチームキビキビ動きました。

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ミャンマー地元からの注目度も高く、テレビ局は全局、雑誌も数社来られました。日本のメディアも来られ、広く告知できたこと、あらためてお礼申し上げます。

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NHK「ブラインドサッカー日本代表 ミャンマーの若者と交流(2016年12月13日放送)」

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mitv – Soccer Training: 1st Time For The Visually Impaired People【2016年12月15日放送】

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Myanmar Times 誌
今回は、チミダイン国立盲学校(政府系代表)、カワイジャン盲学校(キリスト教系代表)、ゲンキーマッサージ店(マッサージ店代表)と3つ組織団体から各チーム10名づつ選抜して行いました。

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ブラインドサッカーのルール説明から始まり、ドリブル練習、ディフェンス、攻撃練習などに続き、最終日にはミニゲームもできるほどに上達しました。

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各校長からの評価も高く、視覚障害者スポーツがほとんどないミャンマーに、ぜひ継続的にブラインドサッカーが普及できるよう指導者を定期的に誘致して欲しいというリクエストもありました。継続していくことが大切ですので、ここからが勝負です。
今回の結果を分析し、今後につなげていきたいと思います。

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川村選手や福永選手によれば、ミャンマーの視覚障害者選手層は厚く、また視覚障害者を取り巻く環境が厳しいことが、逆に身体能力を上げているようで、10年先は日本代表も危ういという話もありました。(確かにうちのGENKYスタッフは、晴眼者でもつまづくダウンタウンを一人で歩きバスにのって移動できます・・・)

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当初は最終日にPK戦でもできればという打ち合わせでしたが、彼らの身体能力が予想より高かったことで、ミニゲームを行うことになりました。

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かなり激しいスポーツで、当日は頭を切り出血する選手も出ましたが、無事大きなケガなく終えることができました。

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ミニゲームはすべて0-0に終わり、最後はPK戦に。

ミャンマー代表チームがオリンピックに出場するのは正直難しいですが、パラリンピックであれば十分可能。2020年東京パラリンピックでブランドサッカーミャンマー代表が活躍となれば、国内中が大騒ぎになることは間違いなく、視覚障害者への理解や環境が変わることは間違いありません。
これは楽しみになってきました。

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最終日は各盲学校そして、メリーチャップマン聾学校、ヤンゴン日本人学校も訪問しました。

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今回ご協力して頂いた関係者の方々、本当にありがとうございました。
これをぜひ継続していきたいと思いますので、引き続きご支援宜しくお願いいたします。

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