老人ホームでの近況報告(前編)


GENKYスタッフがお邪魔しているヤンゴン市内の老人ホーム。
うれしい近況報告を頂きましたので2回に分けて掲載させて頂きます。
いつものように、車で乗り付けると、すでに一人の男性で、元ボクサーだった方が、外で、男性マッサージの方を待っておられました。彼の手をとって、自分のベッドがある2階へがんがん連れて行かれました。マッサージの方も、その声ですぐいつもの方だとわかったようで、笑顔で応対。
実は、階段の下に、2階に連れて行かれる前に自分のところへ先にと、まちぶせしていた小柄の男性がいましたが、ときすでに遅し、、、彼は結局順番待ちに、、、
その間、介助のWarさんが2人の女性マッサージの方をいつものように女性棟へ.
一人は2階へ。
待っていた方が、マッサージより前に手相を見てあげましょう、となにやら運勢について2人で楽しそうに語っています。
介助のWarさんが、前回頼まれたとかで、鶏の羽を持参。何に使うかと思えば、1本の羽の先端部分の少しの毛を残してむしりとり、ココナッツの油(髪の毛にもつけるもの)をつけて耳かきにするんだそうです。ご存知でしたか?村人たちはみんなやっているが、ここでは手に入らない、ということだそうで、勉強になりました。もちろん彼女も飛び跳ねて喜んでいました。
もう一人のマッサージの女性は、はこれまたいつものように1階の女性棟へ。
順番が回ってくるのが遅くなると文句の多い常連さんから。この1か月で血の循環がよくなったので、足先の色が、ピンクになったと、大喜び。
我々のボランティアグループ(International Friendship
Group)の代表、マギー(スコットランド人)に、こんなに歩けるようになったとみせてくれました。久しぶりのうそのない笑顔です。
シスター、ドクターや私たちの誰もが少しずつ歩く練習をしてくださいとすすめても、痛いのだから無理だと怒ってばかりいたのに、今日は、’この子(マッサージしてくれている女性)が、少しずつでも歩く練習をしてください、私の後について、ゆっくり歩いてみてください、私が案内します。’
といってくれたから、がんばる、といって、笑顔で練習しているではありませんか!
もう、みんながびっくりです。
にっこり笑って、写真に写っているのがそれです。

彼女のあとは、なかなか来ないなあ、といって待っていた、車椅子の女性。腰や背中が痛くて、、、と。彼女には訪門客はまったくおらず、このマッサージの方が彼女の唯一の訪問者。大切なお友達だということです。

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