故ココウ科学技術大臣の遺産、2016年度もミャンマー全国の技術系国立大学9校、文科系国立大学3校でセミナー行います。

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一昨日急逝された、ココウ科学技術大臣。
国費留学中の日本での生活中に知り合い、20年来の付き合い。
いつの間にか出世されましたが、忙しくても、時間を作ってお会いしてくれ、いつも仕事の話はすぐ終わり、ミャンマーの今後の発展を話していました。大臣は、国の発展にはエンジニアの育成、教育が大切。教育には時間がかかるから、あと10年待ってほしい。今改革をしているところなので。と、ミャンマーにとって良いことを提案したら、大臣主導でどんどんやらせてもらえました。

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 その中での一つが来年度も行うミャンマーの主要技術系大学で行うセミナー。全国9つの国立大学の最高学年全員を対象とし、働くとは。人生設計とは。就職とは。ということを学生のうちから考えてもらうセミナーです。
大臣は大阪大学に留学されていたこともあり、日本の就職課や就職活動についてもご存じで現在は大学に就職課を設置。それだけでなく、将来に向けた布石をいくつもやられていました。

最後にお会いしたのは、選挙前。選挙後はどうなるかわからないので、早めに来年度のセミナーも打ち合わせしましょう。ということでお会いしたのが最後となりました。

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一昨日の昼過ぎ、ネーピードからの訃報を聞き信じられませんでした。
今日火葬場に行き、見送りに来た人々をみて、そして柩に入った大臣の姿をみたとき何とも言えない感情が込み上げてきました。

局長、次官、副大臣時代は仕事が忙しく事務所で4時まで仕事、朝7時起きて仕事、というのが続いていたと話されていました。当時は日本に行きたいけど、留学時代から10数年以上、仕事が忙しくて行けないですねーと話していたのですが、最近は日本の援助が始まり日本に行く機会ができてきて、喜んでおられたとこでした。

彼はいませんが、彼が作りだしたプロジェクトの種は確実に進み始めています。
その一つがこのセミナー。
生きている我々がその種に水をあげ発芽させ、花を咲かせないといけない。

とはいえ、いつどうなるかわからない我が身。
それを考えたら今の我が社は私が死んだらどうなるかなーと、火葬場へ行く車の中で考えました。

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弊社幹部に、私が死んだらどうする?と聞いたら、答えはこれでした。

私がJ-SATで働く理由は優先順位で3つ。と

1.会社・社長の経営方針
2.助け合える仲間たちと働ける仕事楽しさ
3.仕事のやりがい

経営方針、理念は大切だなーと。
会社、働くことに対する考え方、理念が一緒な仲間と働くことの大切さ。
理念は死んでも引き継いで生き続ける。

明日死ぬかわからない人生で、今を大切に、今できること、今やるべきことがあることは、それだけで幸せなこと。そして、それに感謝しないと。

今日、柩に入った大臣を見たときに生まれたモヤモヤ感、しばらく抜けそうにありません。。。

生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。

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